数年前から出始めた電気圧力鍋。ここ最近の巣ごもり傾向も手伝って注目が集まってきているようです。かく言う私も最近すっかりハマっているうちの一人。
私が使っている電気圧力鍋はシロカ(siroca)4LタイプのSP-4D151という機種。
有難いことに景品(?)で頂いたため、特にシロカ製にこだわりがあったわけではないですが(笑)実際に使ってみると、めちゃくちゃ便利でした! ただ、使ってみて「あれ?そうなんだ」と驚いたことも。
お金を出して買うなら、事前に知っておきたいと感じた注意点を3つまとめました。
さらに、この注意点を踏まえた上で、私がどのように活用しているかもお伝えしていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
![]() | 価格:21,780円 |
目次
注意点① 実は時短家電ではない!
時短家電特集に登場することもあり、「豚の角煮が15分で完成♪」などと謳われています。
15分で食べられるなんて最高! って、思うかもしれませんが(私はそうでした(笑))、実際にはそうじゃないのです。
調理全体の時間は結構かかる
実は、電気圧力鍋は表記の加圧調理時間に加え、圧力を上げる「加熱時間」と圧力を下げる「減圧時間」が必要なのです。

画像はシロカ公式サイトよりお借りしました
「じゃぁ加熱時間と減圧時間はどのくらいかかるの?」
となりますよね。
シロカ 電気圧力鍋SP-4D151の取り扱い説明書には、
加熱の目安:3~20分
減圧の目安:5~50分
と記載されています。
もし、15分の調理をする際にそれぞれ最大時間がかかった場合、全行程の所要時間は1時間25分(※)となります。
(※加熱20分+加圧15分+減圧50分)
さらに、食材の準備をする手間や使用器具の片づけをする時間も必要なわけですから、さらに時間はかかってきます。
出来上がり時間が読めない
実は、私が一番困ったのがこれ!
出来上がり時間が読めないという点です。
シロカ電気圧力鍋は、圧力表示ピンで内部の圧力状態が分かる仕組みになっています。
ピンが下がれば減圧状態なので、蓋を開けて食べられるというわけです。
加圧状態(蓋を開けてはいけない) 減圧状態(蓋を開けて良い)
圧力調理時には、加圧調理が終わった段階でブザーが鳴り、調理の終了を知らせてくれます。
ところが、その時点では圧力表示ピンは上がったまま。
その後、減圧してピンが下がるわけですが、そのタイミングがいつなのか全く分からないのです!
まだかな~まだかな~と、チラチラ気にしながらピンが下がるのを待たなければなりません。
他の料理はできているのに、メインが出せないということもしばしば。
注意点② 予約調理は炊飯だけ!
シロカ 電気圧力鍋SP-4D151には予約調理機能があります。
しかし、残念ながら予約機能が使えるのは炊飯メニューのみなのです!
生肉や生魚をセットして放置すると腐敗する恐れがありますので、気を付けてくださいね。
注意点③ 置く場所は大きさだけでなく配線にも考慮を
シロカ 電気圧力鍋SP-4D151は大容量タイプなので、結構大きいです。
公式サイトによると、幅26.5 cm ×奥行28.2 cm ×高さ28.3 cm
ちなみに、重さは4.4kgです。
炊飯器と同じくらい。

これをキッチンのどこに置くか?というのは、結構な問題かと思います。
実際そんなに重量を感じるわけではないですが、吊り棚などにしまってしまうと出し入れが面倒くさいと思います。
そのまま使いづらくなってお蔵入り、なんて悲しい結末も考えられますね…。
かと言って、すでに炊飯器やトースター、オーブンレンジ、電気ケトルのキッチン家電は置き場所が決まっている。
ご家庭によっては、ホームベーカリーやフードプロセッサー、ハンドブレンダー、ジューサー、IHヒーター、ノンフライヤーなどのキッチン家電を使われていることもあるでしょう。
作業同線を考えつつ置き場所を確保しなければなりません。
また、同時使用が想定される家電とはコンセントを別にすることが望ましいです。
シロカ 電気圧力鍋SP-4D151の消費電力は800W。
高い電力を使用する電子レンジや電気ケトル、トースターなどとは別のコンセントを用意しましょう。
キッチンの配置、かなり検討が必要です!
使える?使えない? シロカ電気圧力鍋
シロカ電気圧力鍋SP-4D151を購入する前に知っておいてほしい注意点を3つお伝えしてきました。
なんだかデメリットに思えたかもしれません。ごめんなさい。
でもね?
結論で言うと、めっちゃ便利!超絶おススメよ!(笑)
買って良かった!(←買ってない)
我が家の使い方①“ほったらかし”調理中にお風呂タイム
電気圧力鍋調理は、実際に食べられる状態になるまでに時間がかかることは前述の通りです。
時短ではないことは確かですが、電気圧力鍋調理の最大の魅力は、何と言っても“ほったらかせる”こと!
火にかけて鍋のお世話をしなくて良いというのは、もうね、ほんっと想像以上に楽ちんです。
私の感覚で言うと、「下ごしらえさえすれば、あとはもう出来たも同然」。
6歳と1歳児のいる我が家では、子供のお昼寝中に食材の切りものと調味料を用意しておいて、夕方にセットしてスイッチON。その間にお風呂を済ませています。
子どもの保湿ケアや着替え、ドライヤーなどを終えたころには食べられるようになっているので、テーブルセッティングと盛り付けだけで夕食にできますよ。
おかげで、お風呂上りの自分のケアの時間も取れ、食事の支度中に見せていたテレビの時間を減らすことができました。
プリセットメニューには保温機能もありますし、万が一冷めてしまっても温め機能がありますから、食事ギリギリの時間に調理するというよりは、早めにスイッチ押してスタンバイしておくという使い方が良いと思います。
我が家の使い方②帰宅後すぐのご飯にはスロー調理機能を活用!
スロー調理とは、沸騰しない温度でコトコト煮込む調理法のこと。
スロークッカーという、スロー調理専用機器も販売されているほどですが、シロカ 電気圧力鍋SP-4D151には、スロー調理も備わっています。
最大12時間まで調理設定できて、その後6時間まで保温してくれます。
あらかじめ帰宅が遅くなることが分かっている日は、スロー調理を活用するのがおススメです!
シロカ電気圧力鍋は予約調理出来ませんが、スロー調理機能を使えば、帰宅後すぐにホカホカご飯が食べられます♪
我が家の使い方③単独使用可能なコンセントを確保
置き場所に悩む電気圧力鍋ですが、ちょうどフードプロセッサーが壊れて処分したため、その空いた場所に置くことができました。

我が家のキッチンには、背部に電子レンジなどをつないでいるコンセントの他、前面にもコンセントが一つ備わっています。
電気圧力鍋を使う際には、このコンセントを単独で使えるようにしました。
使用時に取り出さなければなりませんが、高さ50cm程度の上げ下ろしなので、今のところ特に苦労なく使えています。
だけど、これ以上キッチンに置く場所が無い!ましてや空いているコンセントなんて無い!というご家庭も多いはず。
そんな時はいっそのことリビングに置いてしまうなんて手もありかと思います。
というのも、電気圧力鍋は従来のガス火対応の圧力鍋と違ってとっても静かです!しかもほとんど蒸気も出ません!
(圧力が上がった際にぷしゅーっと放出されて良い匂いが漂いますが、その後はほとんど蒸気が出ないのです。)
シンプルなデザインなので、インテリアの邪魔もしにくいと思いますよ。
まとめ
シロカ電気圧力鍋を購入する前に知っておいて欲しいことを3つご紹介しました。フルタイムワーカーで帰宅時間も遅く、家にあまりいない方にとっては、機能面でちょっと物足りないかもしれません。
しかし、リモートワークや育児短時間勤務の方など、食事前1~1時間半前に在宅できる方には、十分便利に使えると思いますよ。検討材料のひとつとしていただければ幸いです。
![]() | 価格:21,780円 |
コメント